Ubuntuで自宅サーバ (1) なぜ自宅サーバか

フリーのLinux系オペレーティングシステム Ubuntu 8.04 を導入した自宅サーバで、オープンソースのコンテンツ管理システム Drupal を使い、個人サイト「未来からの記憶へ」 (http://peace.junyx.net/) を、開設した。実際は先日リンククラブのL.H.X. サーバで作成したものを自宅サーバに移転したわけだ。なぜ、L.H.X.ではだめだったのか。自宅サーバを公開するに当たり、克服すべき課題は何か。今回はまず、L.H.X.から自宅サーバに変更した理由を述べる。

最初に書いておくが、L.H.X.はすごいサービスである。ディスク容量は60GBもあるし、ドメインも作り放題だ。OSも CentOS 5 で、搭載しているアプリケーションも新しい。ディスクも二重化してあり、データの信頼性も抜群だ。しかし、残念ながらぼくのニーズには次の点で合わなかった。

  1. Drupal(実際にはApache)が作成したディレクトリにDrupalがファイルを作成できない。PHPがセーフモード (safe_mode) で稼動していることが原因だ。Drupalがディレクトリを作成するたびにエラーメッセージを目にし、ディレクトリを手動で削除・再作成し、パーミッションを変更するのは大変な手間だ。さくらのレンタルサーバのように、PHPをCGIモードで動作させ、SuEXECを有効にしておけばよかったのに、と思う。
  2. SFTP (Secure FTP) で接続できない。安全性と使い勝手の良さから、ファイル転送クライアントとしてWinSCPを愛用しているが、FTPモードでの利用しかできない。SFTPモードではローカルとサーバのファイルの作成日時が同じになるのに、FTPモードでは転送された日時がファイルの作成日時になってしまう。これではファイルを同期できたかどうか分からない。
  3. WinSCPをFTPモードで使用していると、5分毎に再接続するかどうか聞いてくる。実にうっとうしい。
  4. SSHで接続できない。電子証明書方式を使えばクラッキングの危険なくユーザにSSH接続を提供することができるのに、これは提供されていない。
  5. SSHシェルが使えない。サーバのコントロールパネルでSSHが使えることになっているが、Firefox 3.0 で動作確認をした限りでは、SSHシェルのアプレットは起動しなかった。
  6. 問合せに対する返事がない。7月1日に問合せのメールを送ったが、1週間たった今に至るまで回答がない。試用期間だから仕方がないのだろうか?

すごいサービスを超低料金で提供されているし、こちらはまだ試用期間なので批判できる筋合いではないが、今後のサービス向上につなげていただければ幸いである。

次回は、自宅サーバで実用に堪えるウェブサイトを公開するための課題と解決策について書く予定だ。

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