自分のお金の使い道をWebで集中管理-Wesabe

現在は個人でも銀行口座やクレジットカード口座をインターネットで管理することができます。しかし、膨大な個人の入出金情報を保持し、解析し、マーケティング等に活用しているのは銀行やクレジットカード会社の方で、口座を持っている消費者本人ではありません。この関係を逆転させたいという発想で始まったサービスがWesabeです。 その最高経営責任者(CEO)兼共同創始者のJason Knight 氏のインタビュー記事がCNET Japanに掲載されました。

Web 2.0の挑戦者:ブラウザで管理できる会計ツールWesabe – CNET Japan

Wesabeが提供するウェブベースのツールは、自分のお金の使い方をもっとよく理解できるようにし、個人を、お金をより有効に使うために会員同 士が助け合うコミュニティーでつなぎます。Wesabeは個々の会員の銀行口座の取引やクレジットカードの利用に関するデータの集計と分析を行い、実際の 購入履歴をもとに個別に考案した節約ヒントを提供します。節約ヒントは他の会員から提供されたもので、Wesabeコミュニティーのメンバー全員が多くの 人々の知恵を自分のために役立てることができます。

Wesabeのサービスは日本語では提供されていませんが、現在100カ国に利用者がいるのだそうです。Wesabeのウェブサイトには(英語ですが)、親切なFAQや、何ができるかを説明したビデオ(YouTube)が掲載されています。

Wesabeのサービスでは個人が自分のもつ複数の銀行口座やクレジットカード口座の情報-いつ、どの店にいくら払ったかなど-を一目で一覧できるようになっています。また、利用した店や会社の情報を他のユーザと共有する一種のSNS機能ももっています。どのようにしたら、お金を節約(save)できるかというアドバイスも見つかります。

なぜ、このようなサービスを作ったかについて、Knight 氏はこう答えています。

前の仕事で事業開発と宣伝に携わってきたなかで、企業がそのターゲットカスタマーに関するデータを大量に蓄積していることを直に見てきました。ひとりの顧 客として、本当に不公平だと思いました。私が買い物をする場所について知っている情報よりも、企業が私について知っている情報の方がずっと多かったので す。顧客側が自分たちの持つ企業情報を集約して共有できたらすごい威力を発揮するだろうと思い、Marc Hedlundと協力してWesabeを開発しました。

技術的にも興味深い点が多いです。このサービスの構築に次のような技術を利用しているとのこと。

  • Ruby on Rails -ウェブサイトとAPI開発
  • Mongrel/Pen/Apache/MySQL – サーバプログラム
  • PythonとwxPython – クロスプラットフォームのクライアントアプリケーション「Wesabe Uploader」
  • The Yahoo UI library – サイト上のJavascript効果
  • OFX とREST API – データコミュニケーション
  • OpenSSL – 暗号化

Wesabe、日本に上陸するでしょうか。それとも誰かが日本向けのサービスを始めるでしょうか。

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